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2025/10/14 12:15
オリジナル手銛「川蝉」
https://noraoutdoor.theshop.jp/items/116801687
この手銛の先端、魚を突き刺す部分(銛先といいます)は痛んだら交換できるよう「交換式」の構造にしてあります。
今回の記事では、その銛先の交換方法・セットアップ方法の解説をしていきます。
パラライザー
方式としては「パラライザー」という銛先になります。
これは2~5本の鋭利な金属棒を束ね、それを先端に向かって放射状に広げた銛先で、突き刺した魚はこの金属棒の「バネ力」によって挟み込まれて抜けにくいという構造になっています。
下の写真が川蝉に採用している「3本パラライザー」。右側、オバQの毛みたいなのがパラライザーです。

奥に刺されば刺さるほどその「バネ力」が大きく働くので、しっかり刺されば驚くほど強力な保持力があります。
しかも見て分かる通り釣り針状の「カエシ」が無いので、魚体へのダメージも少なく、魚から抜くときの抵抗も少ないため手返しも良いという優れた銛先です。
金属棒には、焼きの入った硬いピアノ線を採用しています。
これまでに市場にあるほとんどの鋼材・材質を試してきましたが、結局コストと強度、粘りと硬度などのバランスが一番優れているのはこのピアノ線だと思っています。
唯一の欠点は容易に錆びるという点ですが、錆びてもラフに磨けば銛先としての性能には何の問題もありませんし、それを補って余りある強さと耐久性があります。
ちなみに、このピアノ線は交換式ではありますが、先端が痛んでもすぐ交換する必要はなく、もちろん研いで繰り返し使うことができます。
川蝉には、標準で「3.5mm径のピアノ線×3本」が付属しますが、より太い5mm径のピアノ線を2本でセットすることも可能です。海での利用など、より強度が欲しい場合は「5mm径×2本」で再セットして挑んでみてください。(5mmピアノ線は別売になります)

ピアノ線は手銛から外した状態でお届けしますので、ピアノ線のセット作業だけお客様の方でお願い致します。
作業自体は非常に簡単で、
1. ピアノ線を、手銛の先端金具に差し込む
2. 付属のイモネジを、先端金具のネジ穴に入れる
3. 付属の六角レンチで1個ずつ締める(左右2個ずつ計4個)
4. ピアノ線を、手で掴んで広げ、適宜曲げる
基本はこの4手順だけです。
これは2本パラライザーも、3本パラライザーでも一緒の手順です。
※ピアノ線の先端は非常に鋭利なため、怪我防止のため、お届け時の保護チューブを取り付けた状態で作業してください。
※取り付け用のイモネジ4本、作業に使う六角レンチは商品セットに含まれます。
作業自体は非常に簡単で、
1. ピアノ線を、手銛の先端金具に差し込む
2. 付属のイモネジを、先端金具のネジ穴に入れる
3. 付属の六角レンチで1個ずつ締める(左右2個ずつ計4個)
4. ピアノ線を、手で掴んで広げ、適宜曲げる
基本はこの4手順だけです。
これは2本パラライザーも、3本パラライザーでも一緒の手順です。
※ピアノ線の先端は非常に鋭利なため、怪我防止のため、お届け時の保護チューブを取り付けた状態で作業してください。
※取り付け用のイモネジ4本、作業に使う六角レンチは商品セットに含まれます。
ピアノ線のセット
まずはピアノ線を、手銛の先端の穴に写真のように差し込みます。

2.付属のイモネジを、先端金具のネジ穴に入れる
イモネジには緩み防止剤が塗ってあります。

3.付属の六角レンチで1個ずつ締める(左右2個ずつ計4個)

4.ピアノ線を、手で掴んで広げ、適宜曲げる
ピアノ線は、お届け時は曲がりのない真っ直ぐな状態です。
パラライザーとして使用するために、このピアノ線を若干「曲げ」てやり、末広がりな形状にしてやる必要があります。
両手で掴んで、グイッと左右に広げれば曲がりますので難しくはないのですが、一点だけ「曲げすぎ」にはご注意ください。
曲げすぎてしまうと元に戻すのは困難なので、ちょっとずつ、ちょっとずつ具合を見ながら曲げてみてください。
※下の解説動画をご参照ください。