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2025/10/15 17:31

 


ようやく涼しくなってきたので、以前から行きたかったとびしま海道に行ってきました。
家族サイクリングだったこともあり島は二つぐらいしか渡れなかったけど、天気も良く最高のプチツーリングになりました。

瀬戸内は何といってもしまなみ海道が有名ですが、とびしま海道もまた素敵なツーリングコースだと思います。島にはキャンプ場もあるので、今度は自転車キャンプで再訪するつもりです。外国の方も何名かおられて荷物フル積載で走ってたので、おそらくそのキャンプ場に行くんじゃないかと。自転車は持ち込んだのかどうかわかりませんが、パッキングもこなれてて相当かっこよかったです。


ところでグラベルロード買いました。
ARAYA マディーフォックスCXC

流行りのグラベルロードというトレンドを掴んでいるようで掴み切れていないような、どこか不器用な感じのする所が私の好みドンピシャド真ん中(昭和)。これはマジで褒めていて、ジャンル分けこそグラベルロードであってもARAYAさんっぽい「ランドナー感」を残しているあたりが実に素晴らしいと思います。

ていうか実際これほぼランドナーですね。豊富なダボ穴、ジオメトリ、あと何よりその「重さ」。
一般的には(そしてグラベルロードを求める層には)この重たさは敬遠する要素でしかないでしょうが、頑丈さを求める私にとってはプラス要素でしかありません。むしろ「これだよこれ!」と叫びたくなるほどです。

メーカー公表重量はたしか13.8kgで、これを見ただけでグラベルロードを求めて来た顧客は即回れ右案件なんじゃないでしょうか。(ただし、標準装備のガッチリした前後フェンダーを含んだ数字なので実際は12kg台だと思われます)

それでも日常使いとキャンプツーリングが主な目的の私にとってこれは安心材料でしかありません。
じゃあランドナーでもいいじゃん、というのも分からなくはないのですが、GRXで油圧ディスクで前後スルーアクセルといった最新装備を纏ったランドナーなんてほぼありませんからね。

最新のグラベルロードに乗っているという満足感もありつつ、ラフに荷物積んでも全然平気というタフさを兼ね備えているという所、あと個人的にマディーフォックスという名前だけで飯三杯食えるというのもあって本当に気に入っている一台です。




人生で何度目かの、周期的にやってくる自転車熱。
今回は息子君がクロスバイクを買ったことがきっかけで、寂しがり屋のお父ちゃんも一緒にツーリング行きたいということで埃をかぶっていたMASIのカフェレーサーを引っ張り出して乗り始めたのが先月のことです。


これが本当に楽しくて、これまでひたすらソロで(野良で)走り回るということしかやってこなかったので、誰かと一緒に走る楽しさをこの歳になってやっと理解しました。

このMASIカフェレーサーもとても良いバイクです。
再度の乗り出しにあたって一通りの整備と、どうせならと思って純正ホイールからシマノWH-R501に変えたのも大きかったです。鉄下駄と言われるホイールですが、それでも純正と比べるとかなりの軽量化になったようで、走りが別物のように軽くなって感動しました。

私の好みでかなりのハイライズバー(BLKMRKTモーリーハチェットバー)を入れているというのもあり、ポジションが楽なため主にご近所探索用に活躍してます。



自転車業界とアウトドア業界

話はちょっと逸れますが、前回自転車熱にやられていたのが20年ほど前で、その時もSURLYは人気ブランドでしたが今の勢いは本当に凄いですね。

これまた個人的な勝手な解釈ではありますが、当時SURLYが人気を得たのはその「ロックさ」が理由だったように思います。高級バイクのマウント合戦に正面切って中指を立てるような、

バカ野郎、自転車ってもっと自由でいいんだよ

というのを体現し、そのスタンスが熱狂的なファンを生んだのがSURLYというブランドなのかなと思います。もちろん私も完全にそっち寄りで、当時からSURLY好きでしたがまさかここまで大きな会社になるとは思ってもいませんでした。(当時はもっと過激だったからというのもある)


何が言いたいかと言えば、アウトドア業界から見るとこれは本当に羨ましいなと思うんです。

正直、アウトドア業界にもSURLYのようなブランドがあったら
もっと自由でフリーダムな空気感がアウトドア業界にも生まれてたんじゃないかな

とか、無い物ねだりをついしてしまうわけです。(私のブランドがかく在りたいという願いも含めて)


もちろんどのジャンルにおいても派閥やマウントなどギスギスした面があるということは理解していますし、両者を比べる意味ももちろん無いのですが。ただオートキャンプとソロキャンプが同じ文脈で語られ・比べられ、自称旅人がいわゆる「映えキャンプ」を揶揄するなどといった不毛な争いをここ数年数えきれないほど見てきました。

そういった無意味なマウント活動へのアンチテーゼとして「野良」というコンセプトがある、というのは方々でも語ってきたことですが、自分としてはアウトドアにせよ自転車にせよもっと自由で気軽に肩肘はらず楽しめる遊びであってほしいと切に願っています。