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2025/11/24 21:04


11月の三連休、初日にしまなみ海道に行ってきました。

まあなにせ天気が良くて、これまた気温もちょうどよくてですね。こりゃ一年で一番のサイクリング日和だったんじゃないかってぐらい気持ちのいい1日で。今回もファミリーだったので向島~因島だけのプチツーリングだったけど、それでも大満足な最高の自転車DAYでございました。ただあまりにも良い天候だったので、もしキャンプ道具持ってきてたらそのまま泊まってたと思います笑

写真は結構な大荷物のようですが、パニアの中はコーヒー道具とお菓子。次のキャンプツーリングに向けて予行演習的にパッキング。

次はいよいよあの見近島キャンプ場へ。


●お子様連れでしまなみ海道

しまなみ海道、お子様と一緒のサイクリングもめっちゃ向いてるコースだなと思いました。

トイレがどうとかアップダウンがとかレンタルとか、そういうベーシックな情報は他にいくらでもあると思うのでそちらをあたってもらうとして、私が良いなと思ったのは「子どもの達成感」を醸成するのにちょうどいいフィールドだという所です。

向島からスタートして、橋を渡って因島に至るだけでも子供にとっては相当な冒険ですし、それを成し遂げた時の達成感も中々のものです。そして次のステップも設定しやすいのも良いポイントで、単純に「じゃあ今度は次の島に行ってみよう」でOKですからね。実際、道中ではお子様連れや子供を励ましながら走る姿も多くみられました。


別に教育者としてご立派なキャリアがあるわけではない私ですが、放課後等デイサービスなどで子供たちと関わる中で得た結論が、結局はいかに子供に「達成感」を持たせてあげられるかが重要だということです。それはもちろん障がいのあるなしを問いません。

発達の凸凹を近年では発達障害と呼びますが、凸凹がある以上、そこにはどうしても子供同士の比較や競争が生まれてしまいます。その比較や競争自体をやめさせようというのはまた別の論点になるので横に置き、結果として問題になるのは「達成感の得られやすさ」にヒエラルキーが生じてしまうということです。

人は誰しも「できた」という達成感のみを頼りに自らの価値観を肯定しているわけです。そしてそれが線となり面となっていくことを成長と呼びますが、逆に言うと「できた」という経験なしにはどんな人間も成長することは出来ない、これは議論の必要もない原理原則でしょう。

まだ何の基準も持たない子どもにとって、最初の「できた」を得られるまでの道のりというのは暗闇で必死に手探りをしているようなものです。何をいまさらそんな当たり前のことをという人もいう人もたまにいますが、それは「その当たり前を得るのに非常な苦労をしなければいけない子もいる」という現実を見ていない戯言にすぎません。


話が翼君の直角ドリブルぐらいの角度で逸れましたが、この日もおそらく放課後等デイサービスの方々だと思うのですが、みんなで楽しそうにサイクリングしている姿を見てそんなことを思ったのでした。