野良道具製作所という、いちアウトドア屋にしか過ぎない我々ですが、これまでもアウトドアの枠を超えて色んな事をやってきました。ぶっちゃけ、そのはみ出し方についていけないって方もいらっしゃると思います。
そしてまた、今回もえらくはみ出してしまいました。
・なぜアウトドア屋がポチ袋?
・なぜ福祉?
・お年玉2.0って何よ?
などなど色々な疑問はあろうかと思います。
いやーまあ自分でも分かってるんです。
スマホが当たり前の今、みんな興味ないことは秒でスルー(スワイプ)するし、それを前提にSNSのアルゴリズムがある以上「ジャンル分け」が超重要なんだってことは私もよーく分かってて。
だから「アウトドア」なり「魚突き」なり「福祉」なり、ほんとはそれぞれ別のブランドを作ってジャンル分けをした方が良いんだとは思うんですよ。
じゃあなんでそれをしないかっていうと、青臭い言い方にはなるんですが人って本来もっと「地続き」なモンじゃないですか。
キャンプもいいけど今週の土日は映画かな、で来週は息子の空手の試合、あ、来月はもう忘年会か… ていうかPTAの清算月末までにやらなきゃ、そうだブラックフライデーで頼んだ自転車パーツ届いたら速攻で組(以下略
みたいな。
そこにジャンル分けとかセグメントって感覚はないはず。
まあだからといってビジネスでそれをやる意味があるかどうかは別問題なんですけどね。スタバでミニ四駆売ってたらヘンだし。
でもね、なんかこう上手くは言えないんですけど、効率を求めると結局効率にコロされるんですよね。その果てない競争に終わりはないし、あと道徳的な観点がおろそかになるのも効率に基準を置くからだし(パクリとか)
で、その結果残るのって一体なんなんでしょうねって。
お金か。そうか。
あ、だから俺にはお金が残んないんだ笑
まあ無駄話はそのぐらいにしておいて。
今回「ポチ袋」を作りました。

簡単に言うと、
・折り鶴の再生紙を使って
・就労支援施設でデザインと絵付けして
・寄付も出来るポチ袋
という、ただのポチ袋というより「プロジェクト」と言った方が正しいかもしれません。
まずなんで「むすび」かって言うと、
就労施設のみなさんに熨斗(のし)のデザインを説明するとき、「ここがこう結び目になってて・・・」と話してたら
結
という漢字もそのまま入れて描いてくれてて、あ、これいいなって。笑
そのまんま採用しました。

デザインも含めて梱包などの作業も就労支援施設に依頼しているので、お年玉という風習が仕事に繋がれば安定した障がい者雇用に繋がると思ったのがまず大きな理由で。
材料は広島ならではの、折り鶴の再生紙を使用。

そして最大のポイントが「寄付」です。
売上の三分の一を日本財団子どもサポート基金に寄付することにしました。
【日本財団子どもサポート基金】
https://www.nippon-foundation.or.jp/donation/kids-support-fund
先述した「お年玉って毎年の風習であり習慣だから、もしこれが仕事になれば、障害者施設でので安定した仕事と収入につながるかも」という観点をもう一歩進めて。
いただいた代金の一部をさらにまた寄付することで、「お年玉をあげる行為そのものが福祉になる」という所までもっていけたら。

つくる、とどける、わたす。
このすべての過程において社会に良い循環をもたらす仕組み。
「お年玉」という素敵な風習そのものを現代版にアップデートし、それそのものを福祉に繋げていけないかなと。
ちょっと大胆で壮大な話にはなりますが、「新しいお年玉の形」、言うなれば「お年玉2.0」を実現したくて作ったのが、このむすびになります。
なぜ日本財団さんを寄付先に選んだのかというと、広島の福祉施設さんへの寄付も最初考えましたが、それだと他地域の方がこの企画に参加しづらくなるかなと思ったのと、この動きを全国に広げていきたいという想いもあって日本財団さんにしました。
※もちろん寄付先は年度ごとに再考し決定していきますので、来年の版や別バージョンでは寄付先が変わることもあります。

【バリエーション】
色の取り合いでケンカにならないよう、単色の4枚セットもご用意しております。
また、もっと枚数が必要な方向けに各色10枚、合計40枚のセットもございます。
ぜひご検討いただけましたら幸いです。
●みなさまとのお約束
・寄付の実行については、弊社HPおよびSNS等のメディアで逐次報告させていただきます。みなさまからいただいた支援の気持ちを確実に繋げていくため、責任を持って寄付の実行に取り組んでまいります。
・具体的な寄付額は、むすび1枚あたりの価格150円(税抜)の三分の一、50円が寄付額となります。寄付を行うタイミングについては、一定金額(10万円)に達した時点で都度寄付先への振込を行います。
参考までに弊社が過去に行った寄付についての記事を掲載しておきます。このような形で寄付実行のご報告をさせて頂く予定です。
寄付型の商品である以上、私達にはそのお預かりしたお金を間違いなく寄付し、それをみなさまにきちんと報告する義務があると考えています。
それは言うまでもない当たり前のことですが、私達は寄付からそのご報告までをワンセットと捉え、きちんと自社メディアでの発信と報告を行ってまいります。ぜひ今後の私達の活動も含めチェックしていただけましたら幸いです。